役立つかもしれない話 その9

■ピルケーの比喩

いずれにしても、ピルケーにとっては、異質の物質が体内にはいり、それに対する抗体ができた状態がアレルギーなのです。

これは同時に免疫の状態でもあり、また同時にこの状態は病的症状をも促進しうるということになり、いわゆる免疫と、過敏状態とは、きってもきれない関係にあります。

それで、これらを包括した概念としてアレルギーという言葉をあたえたわけです。

役立つかもしれない話 その8

■ピルケーの比喩

もっともピルケーは、病原体が生体に対して作用するためには、つまり症状をあらわすためには、病原体は抗体によって変化されなければならないと考えています。

つまり、病原体が生体内に侵入し増殖すると、それに対して抗体に相当する一種の酵素ができ、その酵素が病原体を消化して、毒性物質が遊離され病的症状が出てくると考えています。

この意味では、免疫ということは、いちど病原体の感染を受けた人は、体内に抗体ができていて、のちにふたたび病原体が体内にはいってきたときに、まだ増殖しないうちに速やかに消化破壊してしまうため、毒性物質の遊離する量も少なく、病的症状をあまり起こさないということになります。

役立つかもしれない話 その7

■ピルケーの比喩

この水銀塩を病原体としますと、それに対する抗体により、病原体は溶解され、病原体としての性質はなくなりますが、溶解されて出てきた物質が毒性を発揮することもありうるわけです。

すなわち、場合によると病原体は破壊され、あとになんらの毒作用も示さない完全な免疫性のこともあれば、病原体自身の作用はなくなるが、ある種の病的症状も同時に起こるという、いわば免疫と過敏性がともに起こる状態もあるというわけです。

住宅政策の課題

80年代の住宅政策の課題は、新建設はより少なくし、住宅ストックを新しく分配し直すということになると思われます。


住宅ストックの再分配を行おうとする場合、理論的には二つの方向が考えられます。


すなわち、行政的方法と市場経済による方法になるが、行政的な方法に関しては、すべての国が経験から歴史から学んだように、基本的には不足の存在する所でしか有効でない。


それは、ますます多くの法律を必要とし官僚を増やしていくが、問題の解決には結び付かない。


行政的な方法が機能しないとすると、ハイエク、レプケ、オイケンなどの経済学者も言ったように、残るのは市場経済的な方法しかない。


しかし、その場合に明確に把握しなければならないことは、デスクトップ仮想化に何ができて、何ができないかという点です。


"市場"は問題を早く安価に解決する。


しかし、これに対して"市場"は社会的に盲目であるという点に注意しなければなりません。

役立つかもしれない話 その6

■ピルケーの比喩

胃液がまだこの溶解性物質を含んでいるあいだに、もういちど水銀塩を与えたとする。

こんどは水銀塩はすぐにとけて吸収され、初回のときよりは、はるかに早く毒作用を発揮する。

すなわち血清を再度注射した場合の促進された反応に対比されうる」というのです。

この溶解性物質はアレルゲンに対する抗体に相当するもので、彼はこれをエルギンと称しています。

役立つかもしれない話 その5

■ピルケーの比喩

彼は、このような現象を比喩により説明していますが、それによると、「ある人が胃腸管で分解しない不溶性の水銀塩をのんだとする。

このものは不溶性のため体内に吸収されない。

したがって別に毒作用を示すことなく排泄されていく。

ところが、生体がこの水銀塩と接したため、胃液に変化が起こり、やがて水銀塩をとかすような化学物質を分泌するようになったとする。

もしこのとき、まだ水銀塩が胃腸管のどこかに残っていたとすると、この化学物質のため水銀塩はとけて吸収され有毒となる。


これは血清の初回注射の際、八日ぐらいして血清病が起こるのに相当している。

塩化ビニール

最近は、人の目をくらまして陰で悪いことをする人がいますね。

プロレスなどを見ていると、レフリーの目をこっちで悪いことをして引き付けておいて、反対側でもっと悪いことをするというのがいます。

プラスチックがそうです。

生物分解性プラスチックなどといって、いかにもプラスチック問題が全部解決できるようなことを言い出した。

今日ここに通産省の方がいるかどうか分かりませんが、150億円くらいの予算をつけて生物分解性のプラスチックを研究するのだといっているわけです。

ところが、プラスチックの中身をよく調べてみると、一番困ったプラスチックが塩化ビニールです。

それと、もう一つが塩化ビニリデン。

ラップです。

これは有機塩素化合物です。

これだけが、他のプラスチックに比べてずば抜けて悪いのです。

そう言えば、リサイクルトナーの容器はプラだったかしら・・・?

役立つかもしれない話 その4

■ピルケーの比喩

ピルケーはアレルギーの発生を一つの比喩を用いて説明しています。

たとえば血清病というアレルギーによる病気ですが、これは治療血清を患者に注射した場合、初回の注射では、注射後七~一〇日ぐらいしてから熱がでたり、じんましん、関節痛、あるいはリンパ節炎などが起こります。

ところが、前にも同じ血清を注射されている場合ですと、反応は促進され、二~三日中に同様の症状を起こしたり、ときには、注射後まもなくアナフィラキシーのような症状を起こしたりします。

役立つかもしれない話 その3

■免疫とアレルギー

免疫とはある種の病原体や毒素に対して生体が耐性になることであり、アレルギーはこれらのものに対し、かえって異常にたかまった反応性を示すものですから、いかにも両者は相反した現象であり、この両者が同一の操作であらわれるということは、たしかに奇異な感じをいだかせます。

これについてピルケー自身はどう考えたのでしょうか。

役立つかもしれない話 その2

■免疫とアレルギー

さて、ピルケーは、免疫(無反応性)であろうが、過敏性であろうが、とにかく生体が異質の物質の侵入をうけたのちに、その物質に対する生体の反応性が変化してくることをアレルギーといったわけです。

ところが、その後の一般的アレルギーの概念は、その過敏性の反応の面のみを重視するようになっています。

それなら免疫とアレルギーはまったく別個の現象で、たまたま同一の操作にょり、あるときは免疫になり、あるときはアレルギーになったりするのかというと、かならずしもそうはいえないのです。

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